Amul Dairy の本部: グジャラート (インド)
Amul Dairy は、インドの酪農業のモデルとなった主要メーカです。その製品は、ポピュラーな Amul Kool および Amul Lassi のブランドで販売されています。GEA のために記録されたインタビューの中で、Amul Dairy 社長の R S Sodhi 氏は、「ミルクドリンクは以前、伝統的なものとみなされ、インドの若者からは古くさいものとさえ思われていました」と述べています。容器を紙コップやガラス瓶から流行りの PET ボトルに変えることで、氏の会社はコストを下げ、生産量を大きく伸ばせただけでなく、ミルクドリンクを時代に即した魅力的なものにし、小売店の棚にあるコーラなどの炭酸飲料と対等に戦える製品にすらすることができました。
氏によると、GEA の無菌充填ラインに投資するまで、Amul Dairy では 10 年を超える期間、フレーバ付きミルクドリンクと飲むヨーグルトをガラス瓶に入れて販売していたそうです。また、それが原因で、ピークシーズンに十分な量のガラス瓶が手に入らないという問題も発生したとのことです。さらに、ガラス瓶は、PET ボトルほど衛生的でなく、貯蔵スペースもとりますし、インド全体に輸送するには重いです。それに引き換え、PET ボトルはラインで製造されるので貯蔵が不要です。氏によると、工場の敷地面積を増やすことなく生産量を 10 倍にできたそうです。また、PET ボトルの重量は無視できるので、製品の輸送が簡単とのこと。
しかし、製造プロセスの実際のメリットよりも、ひょっとすると重要かもしれないと思われる点として、ガラス瓶や紙コップではなく、PET ボトルに入れたことにより製品のイメージアップにつながったという点があります。「本製品はもう、誰でもよく知っています」と述べる Sodhi 氏。「今日の若者は、まさしく今に即した魅力的なものを求めています。そのような製品を作り、流行りの容器に入れ、手頃な価格で提供するのが我々の仕事です。当社は、非常に良い評判を頂いています」。
Sodhi 氏は、自社の新しい無菌 PET 充填ラインに非常に積極的であると述べています。「当社は、PET ボトルにドリンクを詰める無菌技術を探していたとき、世界中を探し回りました。GEA の技術が非常に優れているのを発見し、その地元の製造業者が非常に気に入りました」。
氏によると、その技術がインドでは新しく、氏の会社は市場でその技術を最初に手にするものと信じていた、とのことです。「新しい技術の探索を始めたとき、我々は何も知らなかったので、システム一式を提供できるベンダーにしようと決意しました。GEA がその機械装置を世界中に提供していることを、我々は知っていました。それは、ためになる人生経験でした。今にして思えば、ベンダーを 1 つに絞ったのが正解で、必要なシステムと速度が得られました」。
「生産能力も信頼性も高い無菌充填ラインが必要な人には誰にでも、ドリンク用の無菌 PET ボトル充填ラインとして GEA を喜んで推薦します」と、氏は語りました。「彼らは最高のソリューションを持っていると思います」。