水性腸溶コーティングシステムのケーススタディ

錠剤

十分に考案された腸溶コーティングシステムを使用する新しいプロセスを調査するため、水性腸溶コーティングシステムを機能性被覆のモデルとして迅速に適用するための新しい半連続的なコーティングプロセスの適合性を評価する調査を実施しました。

半連続的なコーティング

塗布用基板としてアスピリン錠剤 (325 mg) を使用しました。コーティングは、十分に考案された水性腸溶コーティングシステム Acryl-EZE® (Colorcon Inc.) で行い、これは 20% の固体濃度で準備しました。コーティングの試みはバッチサイズ 3 kg で実施し、最終目標の増量 (WG) は 12% w/w でした。

錠剤は、単一のコーティングモジュールに自動的に供給され、半連続的なプロセスの各コーティングサイクルの完了時に自動的に排出されました。

コーティングされた錠剤サンプルは、WG が 5、6、8、および 10% のプロセスから回収されました。腸溶性の性能は、100 RPM の USP 溶出装置 1 を使用して評価しました。腸溶コーティングされた錠剤 (n = 6) は、0.1N HCl 内で 2 時間テストされた後、リン酸緩衝液 (pH 6.8) に即座に移され、溶出および薬剤のリリースがテストされました。

結果

腸溶コーティングされた錠剤は滑らかで光沢があり、明らかな瑕疵はありませんでした。錠剤の色の均一性は、腸溶性テストのためにサンプリングされた高増量での予想通り、非常に良好でした。溶出テストで実証された堅牢な腸溶コーティングの性能: 5% WG サンプルは pH 1.2 で薬剤のリリースが見られず、pH 6.8 の緩衝液に 45 分間漬けると 90 % を超えるリリースが見られました。

適用されたコーティング WG に応じて、緩衝液相内で薬剤リリースの速度の違いがわずかに見られました。予想した通り、WG が多いと薬剤リリースがわずかに遅くなりました。ただし、どのサンプルも、20 分以内に 90 % を超えました。12 % WG に到達した総コーティング時間は、30 分でした。腸溶コーティングの合格成績は、5 % WG で 12.5 分のコーティングでした。これは、コーティングの均一性が優れていることを示しています。このように早い段階で保護され、錠剤エッジの瑕疵が見えないのは、ダイナミックなプロセスにおける錠剤のストレスが少ないことを示しています。

結論

本結果では、ConsiGma™ の半連続的なコーティングプロセスが、非常に短いプロセス時間内に、少ない増量で一様な機能性被覆を実施できることを示しています。また、ConsiGma™ コーティング装置は、色の均一性の達成に必要なコーティング用 WG が、腸溶性保護に必要な量よりはるかに少ない美的コーティングの即時リリースにとっても理想的であることになります。本コーティング装置には、本ユニット内の開発バッチが製造への移行を期待しながら工業規模で効果的に完了しているという重要なメリットもあります。十分に考案された腸溶コーティングシステム Acryl-EZE® は、この新しいコーティング技術での使用に適切であることが判明しました。 

ConsiGma coater

要約

機能性被覆

本調査の結果では、ConsiGma™ の半連続的なコーティングプロセスが、非常に短いプロセス時間内に、少ない増量で一様な機能性被覆を実施できることを示します。
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