Danish Crown は、ヨーロッパから中国にかけて事業を展開しているヨーロッパ最大手の豚肉加工会社の1つであり、130か国の市場に進出しています。1887年に創業した同社は、自社の DNA の社会的責任の部分から、農場から食卓までのサービスを提供してきました。家畜、人間、環境を大切にしたより良い食品加工法を常に模索しています。同社の現在の目標は、2050年までに気候中立生産を実現することです。
- Danish Crown の Brian Abrahamsen さん
品質と効率と持続可能性の向上を目指す継続的な取り組みの一環として、Danish Crown は、小売販売向けのさまざまな豚肉製品の包装に使用している自社の熱成形機をグレードアップしたいと考えていました。最重要目標は、機械セットアップとフィルム交換の簡易性と速度の強化、フィルムの使用量の削減、アップタイムの改善、フィルムと製品の無駄の削減、包装品質の最適化、使いやすさの追求でした。
- Danish Crown の Brian Abrahamsen さん
Danish Crown は GEA の熱成形機 PowerPak PLUS を選びました。この新しい機械は市場の他の熱成形機とは大きく異なり、顧客の日常的なニーズに対応できるように特別に盛り込まれた多彩で画期的な機能を搭載しています。GEA が重視していた主要分野は、両面リールサポート付きウェブスレッディング伸長システムでした。このシステムはシンプルかつ高速で、しっかりと安定しており、包装品質に影響を及ぼすフィルムの過剰な引き伸ばしやしわの発生を防止できます。
「当社はスレッディング速度の30%向上を見込んでおり、リール交換の所要時間はすでに最大で75%短縮されました。」と Danish Crown の Brian Abrahamsen さんはおっしゃっています。上下のフィルムが自動で調整されるので手作業が不要になり、オペレーターはその分の時間を別の作業に使うことができます。「これこそが最高の機能です。」と Brian さんは付け加えました。リールのフィルム残量を確認できる機能によって無駄が大幅に削減され、フィルム交換を最適化できたともおっしゃっています。「フィルムを大量に節約できます。包装材は価格に占める割合が比較的高いので、この節約はこの機械の本質的な特長です。」
GEA はこの他にも、包装プラント内の効率を最大化できるように組み合わせた多くの機能を PowerPak PLUS に盛り込みました。この機械は極めて静かに稼働するので従業員の労働ストレスが緩和されます。直感的なコントロールパネルで操作も簡単です。部品は一般的なものなので保守作業も素早く簡単に実施でき、インベントリーコストが削減されます。安全スイッチが少ないのですばやく効率的にクリーニングできます。RFID(無線自動識別)によりオペレーター個人と各プログラム設定が適切に識別されます。透明のスライド安全ドアは素敵な外観を形成しており、簡単にアクセスできます。床に放置されることが多い取り外し可能なフードとは違い、衛生的で破損しにくいドアです。
Danish Crown は PowerPak PLUS を初めて設置したときに大きな希望を抱きました。「うれしいことに我々の期待を上回っています。」と Brian さん。「さらに GEA にはすばらしいサービス技術者もおり、再販売も行っています。」