2001 年に落成したプラントの第 1 段階では、廃水処理プラント昴船洲には 1 日あたり 130 万立方メートルの廃水容量があり、当時の香港住民が排出する廃水全体の約半分にあたりました。2009 年末には、世界で 2 番目に長い (およそ 1.6 キロメートルの長さ)、高さ約 300 メートル、最大スパン 1000 メートルを超える斜張橋が昴船洲と沖合の島々をつないで半島となりました。
deep-pond 技術に最適な、14 基の当社のデカンタ遠心分離機は、低電力消費と低ポリマー要件で高いスループット能力を保証します。また、1 日あたり 245 万立方メートルの廃水から下水スラッジ脱水を簡単に処理できます。350 万人分以上の廃水は、この方法で処分可能です。
香港の排水処理プラント SCISTW (Stonecutters Island Sewage Treatment Works: 昴船洲下水処理事業) の拡大及び近代化プロセスは順調に進行しています。最初に計画されたとおり、現在の事業にも新しい下水脱水設備の建設が含まれ、この設備では当社が合計 14 基のデカンタ遠心分離機を組み込む予定です。2011 年 11 月、政府のプラント運営 DSD (Drainage Services Department: 排水サービス部門) の担当者は、E&M 元請け業者 ATAL Engineering とコンサルタントエンジニアリング企業の ARUP & Partners が当社に来訪し、ニーダーアールにあるプラントでのデカンタ生産のプロセスを直接見学しました。
2010 年 9 月初旬、香港において契約が締結されました。2012 年 2 月には、電気機械装置の初回納入を行い、続けて 2012 年 6 月には、工場での受け入れの後、最初の 5 基のデカンタが納入されました。8 月には次のデカンタ 5 基が納入され、9 月には最後の 4 基が納入されました。試運転は 2013 年初頭に開始され、2014 年まで継続されます。初回生産は 2013 年第 2 四半期に開始される予定です。拡張された排水処理プラントは、2015 年にフル稼働する予定です。
廃水処理プラント昂船洲