water-link 社の Sven Kempeneers 氏
フランダースの水関連企業の最大手、water-link 社は 生活用、産業用、その他の水関連企業向けの 3 つの市場分野を担っています。 特に、日々 100 万人を超える人々に飲料水を提供しています。 Sven Kempeneers 氏は、以下のように述べています。 「当社では、水の処理として、主に遊離固形分、微生物、藻などを取り除き、地表水を濾過します。このため、スラッジの脱水は、残留流水の段階においてのみ行われますが、主流水に影響するのです。」
成功 #1 – より効率的な手法
「以前は槽にスラッジを溜めていて、年に 1、2 回、外注先の会社が槽の手入れを行い、取り外していました。 このような長期におよぶ貯蔵期間、特に夏場では、スラッジの分解 (アンモニアの発生等) がいっそう進みました。 現在では、私たちの新しい工場が操業を開始し、スラッジの脱水は継続的に行われています。固形廃棄物はすぐに除去され、廃棄されます。 これは私たちがより効率良く業務を行えていると言うことで、スラッジをより高い精度でより多くの水に再生し、より簡単にリサイクルして主水に戻しているのです。」
成功 #2 – より良い結果を
「大まかにですが、乾燥固形の脱水が 1 % 進むと運営費用が 5% 程削減できます。 この工場のおかげで、より固まった乾燥固形にすることができています。 乾燥固形の脱水率を 0.1 % から 16 ~ 22 %に引き上げることができました。 GEA は私たちに、1 時間につき少なくとも 600 kg の乾燥固形を生み出せると言い、実際にそれを実現できたのです。 工場が操業を開始して以来、 3 つの性能テストを実施しましたが、常によい結果が出ました。」
成功 #3 – 環境への影響を低減
「スラッジがより凝縮され、除去しなければならない量が削減されています。 また、スラッジはセメント業界で燃料として再利用されており、近い将来、昇降堤体や道路の建設材としても使われ始めるでしょう。
WIN #4 – シンプルを徹底
「water-link 社では、スラッジの脱水技術についてほとんど知識がなかったこと、そしてその分野について詳細を極める人材やすべを有していなかったことを認めざるを得ません。 土木建築の内容から幾分離れますが、GEA はこのプロジェクトを最初から最後まで、 (防音、断熱、換気における厳しい要件を考慮した) 設計、委託、工場、配送、操業開始、そしてスタッフのトレーニング、監視チームに至るまでの様々な事項を管理していました。 包括的な自動化のおかげで、作業員による介入は最小限にとどめています。」
成功 #5 – 操業開始後も心配は無用
「この一括方法の結果、GEA は効率化を実現しただけでなく、運用開始後のサービスも保証しています。GEA は 10 人の技術者で構成されるチームで、地域で活動します。1 週間 24 時間、誰かが対応できるので、何かあっても心配したことはありません。5 年の保守費用も非常に妥当な値段です。」
成功 #6 – 期間の半分で埋め合わせできる投資
「通常、この種の建設プロジェクトへの投資は 10 年以上続きます。現在の ROI (投資対効果) に基づけば、5 年以内でこの投資を埋め合わせできるでしょう。」
結果は素晴らしいもので、water-link 社は喜んでいます。 プロジェクト期間に発生した問題に対する GEA の取り組み方に表れているように、彼らの熱意は、はかり知れません。 「このアルミのスラッジは取り扱いが容易ではありません。」と Sven 氏は説明します。 「例えば、それをAquafin 社の生物活性スラッジにたとえることなどできません。 夏は、冬場よりも藻がたくさんあり、時には活性炭素の流れもあります。 しかし、GEA は常にプロジェクトの責任を担い、効率的に勃発する問題に取り組み、そしてドイツの親会社のサポートも常に利用することができていました。 時には、私たちの両者がストレスを感じることもありましたが、最終的に GEA はトップクラスの製品を提供し、私たちはそれを非常に嬉しく思っています。」
GEA のデカンタによるスラッジの脱水