VARIVENT® シートリフト付き混合遮断弁

適用例

各種の業界、用途、プロセスの要件に対応するために、当社ではポートフォリオとして多彩なミックスプルーフ 遮断バルブを取り揃えています。各ページにある選択計画では、すべてのオプションの概要が記載されています。

VARIVENT® ロングストロークバルブは、ストロベリーヨーグルトなど比較的大きい粒子を含む製品や、粘性のある製品の製造に使用されます。

優れた特長

• 認定された衛生的な構成
• 金属ストップ
• モジュラ原理による柔軟性
• 立証済みの密封形状
• Mixproof 分離
• さまざまなバルブ構成が可能
• リフティングアクチュエータは、バルブシート洗浄時に、上下バルブディスクを別々に作動させるために使用します。
• 漏出チャンバを洗浄するための、オプションの噴射洗浄接続部

豊富な種類

VARIVENT® ダブルシートバルブにはさまざまなモデルがあるため、プロセスに最適なバルブを選択できます。軸シールバルブタイプ D および B では、各切り替え手順の間にわずかな切り替えによる漏れが生じますが、軸シールにより、耐用年数は非常に長くなっています。一方、放射シールバルブタイプ R には、切り替えによる漏れをほとんど生じることなく、切り替えることができるという利点があります。バルブタイプ B および R には、さらに底部バルブハウジングにバランサも装備されています。これにより、低いほうのパイプラインで水撃が発生した場合でも、バルブが確実に閉じられた状態に保つことができます。このバルブ タイプ MX は、ダブルディスクとバルブディスク上にバランサーが追加装備されています。両パイプライン内の特殊形状のバランサーにより、このバルブは、ウォーターハンマーの場合でさえも閉位置で安定状態を保つ反面、油圧ロックまたは媒体の熱膨張の場合でも完全な機能を維持します。

VARIVENT® モジュール式システムの構造は、バルブとプロセスに対して最適に適応させる為に、多くのオプションバージョンを利用できることを意味します。詳細はカタログのオプションのセクションをご参照ください。

切り替えによる漏れ

軸シールダブルシートバルブでは、すべての切り替え手順において、下部バルブディスクが上部バルブディスクの中央シールと接触しなかったり、シートリングの軸シート面に到達しなかったりする時間が少しあります。この短時間の間に発生したずれを通って液体が漏出チャンバに浸透し、周辺に流れ出る可能性があります。これを切り替えによる漏れと言います。

放射シールダブルシートバルブでは、切り替え手順の間にこのずれは生じません。このため、切り替えによる漏れは最小限に抑えられます (金属面に製品残余物が付着する可能性あり)。

水撃安全装置

より低いパイプラインで水撃がある場合、低い位置のバルブディスクに水撃の力が及ぼされ、アクチュエータバネのロック力を超える可能性があります。

これにより、パイプラインの圧力によって低い位置のバルブディスクが持ち上げられる危険性が高まります。

軸シールダブルシートバルブの場合、これによって周辺と繋がり、漏れが生じる可能性があります (切り替えによる漏れを参照)。周辺と繋がると、パイプライン内の超過圧力が一気に減少することもあります。この場合、アクチュエータバネによってバルブが再度閉じられます。

底部バランサのあるバルブでは、低い位置のパイプラインで水撃が発生している間に低い位置のバルブディスクが持ち上がらないようにすることができます。下方に面した補償面を使用して、バランサは圧力の作用方向を調整し、特定の超過圧力に到達するまで低い位置のバルブディスクが移動するのを回避します。

放射シールダブルシートバルブは常にこの底部バランサに付属しており、低い位置のバルブディスクが開く動きを止めます。

GEA のバルブ タイプ MXの両バルブディスクには、バランサーが搭載されています。そのため、このバルブは、上部パイプラインと下部パイプラインの両方でバルブを閉じた位置で耐圧性があり、製品を含んでいるときに切り替えを行うことができます。