キプロス最大の醸造所が GEA を「信頼できるパートナー」として選択し、ビール処理ライン全体のアップグレードと拡張を設計しています。

卓越性と品質への献身

1963年にキプロス最古の醸造所であるレオン醸造所を買収して設立された Photos Photiades 醸造所は、現在最先端技術を駆使した施設を運営し、ラガービール（カールスバーグ、レオン、クラウザーブラウ）、ノンアルコールのカールスバーグビールだけでなく、麦芽飲料も製造しています。また、1969年には、デンマーク国外で初めてカールスバーグ・ビールの製造ライセンスを取得した企業でもあります。また、Photos Photiades 醸造所は「世界最高のカールスバーグビール賞」を 3 回受賞しています。 

Photo Photiades グループの卓越性の哲学および最高品質/基準への献身は同醸造所への継続的な投資と改善を推進してきました。  2017年、同社は既存の半自動システムに代わる全自動プロセス制御ソリューションの導入を含む、ビール処理ライン全体の拡張とアップグレードを決断しました。この新しいシステムは最も厳しい衛生基準への準拠を容易にするだけでなく、柔軟性、品質管理、リアルタイムのプロセスモニタリングの観点から大きなメリットをもたらします。また、ビールの加工現場を端から端まで拡大してアップグレードすることで、Photos Photiades 醸造所は、国内外の市場に向けて新製品の多様化と革新を行う能力と柔軟性を持つことになります。 

GEA が信頼できるパートナーとして選定されました

以前 GEA は Photos Photiades 醸造所に最先端の冷凍設備を設置しました。  同醸造所によってすでに信頼されているパートナーとして実績のある技術的専門知識と工業技術を提供している GEA チームは、この新たな醸造所のアップグレードと拡張のための技術を設計、インストールするために選定されたことを光栄に思っています。 

Photos Photiades 醸造所のプロジェクトは、生産能力を年間35万hlから50万hlに引き上げることを目的とし、ビール処理ラインの完全なターンキーアップグレードを行いました。このアップグレードと拡張の範囲には、酵母設備、発酵セラー、熱成セラーの改造、新しい遠心分離機/油清浄機と膜ろ過プラントの設置が含まれていました。さらに、ブライトビールタンクエリアが形成され、定置洗浄 (CIP) システム がろ液エリアと非ろ液エリアに追加されました。また、GEA は VARIDOX-H 水脱気システムを提供して油溶性ガスも除去しました。この完全に統合されたラインは Photos Photiades 醸造所の既存の自動化システムにシームレスに適合するようにカスタマイズされました。

このプロジェクトは2段階に分けて、合計16ヶ月をかけて完成しましたが、Photos Photiades 醸造所の期待に応えることができました。改良された新ラインでは、プロセスの柔軟性や複数のオペレーションモードが可能になり、また、新しいCIPプラントにより衛生面も改善されています。使いやすく操作が可能なプロセス制御ソリューションにより、膜ろ過システムなどの主要技術の機能に影響を与える重要なパラメーターを継続的に自動監視することができます。これらの極めて重要なシステムを最適に動作させ続けることは、最高品質の最終製品を確保するのに役立ちます。 

この最先端のソリューションによって、オンサイトでのサポートが不可能な場合でも、リモートサポートを受けることができることです。GEA チームの迅速な対応は、担当者直接であってもネット経由であっても、試運転段階（およびその後）の予想外の遅延リスクを最小限に抑えることができました。

Photos Photiades 醸造所ゼネラルマネージャー George Ierodiaconou（ジョージ・イエロディアコノウ）は次のようにコメントしています：「最先端の GEA 技術を選択して当醸造所の高品質ビールを確保するこの新しい投資は、革新的な新製品を提供する柔軟性を提供するとともに、競争力を維持し、国内外市場の新しい展望を切り開くことを可能にします。繰り返しになりますが、当醸造所はその目標を達成するための技術的専門知識と最先端のノウハウを備えた信頼性の高いビジネスパートナーを信頼してよかったと思っています」