OSD (oral solid dosage: 経口固体製剤) の連続生産は、バッチ生産と比較して実装コストの面で大幅なメリットがあります。このメリットは、開発に必要な時間の短縮と薬物の削減、設備のフットプリント、よりシンプルな製品ベースの生産工程、さまざまな工程と製品に対応するよう設定可能な柔軟な設備を通じて実現しています。
このプロジェクトの成果として、以下のものが挙げられます。
このパートナーシップでは、物理的な製品の流れ、システムから新たに出現した製品が必須の品質仕様を満たしていることを確認するために必要な情報の流れ、この両方の流れを考慮することの価値を強調しました。このテスト作業のきわめて重要な要素は、数多くの徹底的な連続試験でした。この試験では、この技術によって、高品質の製品を長期間にわたってしっかりと製造できることが納得いく形で示されました。
ブレンド工程と錠剤生産の手順とを緊密に結び付けることにより、輸送時及び保管時のブレンド製品の分離に関する懸念の多くを解消できます。つまり、この工程は、特に、現地での低コストの生産方法が新しい市場で必要な場合、幅広い製品の堅牢な生産方法として使用できます。
GSK によるコーティング付着物の分析の結果、新しい ConsiGma™ コーティング装置は既存のコーティング技術よりもより均一な塗料の配分を実現できることが明らかになりました。
ConsiGma 打錠ライン
統合型直接打錠システムを使用して製造した、濃度 10 ~ 45 % の API を含む錠剤の分析によって、測定された RSD % の内容物の均質性が 0.6 ~ 2.2 % の範囲内にあることが明らかになりました。この値は、必須の仕様内で適切であるとものと判断されました。NIR を使用したブレンド粉末のオンライン分析によって、このデータが物質組成に影響されやすいことが初めに明らかになりました。この結果、物質を封じ込め、一貫した形で NIR に示す斬新な方法が開発されました。また、本プロジェクトは、当社の連続範囲の製品に対応する新しい工程制御プラットフォームを提供しました。
ConsiGma™ 直接打錠技術
統合型ソリューション