Elephant Houseは、バルクコンテナだけで伝説的なアイスクリームを供給してきました。2016年、同社は、CICL に新しい製造ラインを導入することで、アイスキャンディ、カップアイス、コーンアイスなどの衝動買い製品を含む製品レンジの拡大を決定しました。ターンキープロジェクトして、アビッサウェッラに新しく建設された工場への冷凍システム全体の供給にGEAが選ばれました。システムは自然冷媒のアンモニアを使用しており、環境に優しい設計になっています。2018年5月の操業開始から、GEAの冷凍システムが完璧に稼働しています。CICLは、GEAのソリューションに満足されており、現在工場の拡張でさらなる協力について協議しています。
スリランカ、アビッサウェッラのCICL Ice Cream factory。
CICLの工場エンジニアDilan Piyarathna氏は次のように話しています。「GEAはすばらしい技術ソリューションを良心的な価格で提供してくれました。重要な部品はすべてヨーロッパで製造されたものですから、高品質であることはわかっていました。また、GEA Grassoコンプレッサがスリランカの既設置施設で稼働している様子を見学していましたので、すばらしい性能であることは理解していました。他の重要な要素は、GEAの人々です。Jacobと彼のチームは知識が豊富で、責任感が強いのです。当社のアイスクリーム工場の分析を助けてくれ、すばらしく、実用的な提案をしてくれました。彼らをとても信頼しています。」
スリランカのCICL Ice Cream Factoryに設置されたGEA冷凍設備
タイのバンコクを拠点にしたGEA Refrigeration技術セールス&プロジェクトマネジャーJacob Groenenboom氏は、GEA Refrigerationの国際チームと協力してCICLへの販売努力を率いてきました。当初より、シンプルであることがCICLとの成功のカギであると信じていました。同氏は次のように述べています。「冷凍システムはCICLの新製品ライン用でした。お客様はいつも最も高度なシステムを希望されます。しかし、このケースでは、操作が簡単でメンテナンス回数が少なく、望んでいる結果を保証できるような、実用的で頑強なシステムを供給することの方が重要であるように思えました。ですから、最初の段階ではシンプルであることを維持する必要がありました。」
GEAスクリューコンプレッサーパッケージの部分図。
Jacobがこのような結論に達したのは、工場が離れたところにあり、CICLが社内で日常の保守作業を行う必要があったためです。「しかし、このような工場は2段階で建設するほうが良いでしょう。市場確立中に始動させる基本的なシステムを開始させ、その後、容量が増加して最高の効率を得るためにより高度なシステムにアップグレードしていきます。信頼性が高く、あらゆる保守作業を社内でおおこなったり、あるいはスリランカの能力の高い地域の請負業者のアシスタンスを確実に受けられるよう、シンプルのままにしました。」
Dilan Piyarathna氏 (左) とJacob Groenenboom氏 (右)
–Jacob Groenenboom、GEA 技術セールス&プロジェクトマネジャー
GEAは、CICLにGEAの高品質Grassoスクリュー圧縮機を搭載した信頼性の高いシステムを提案することができました。顧客に提案するという専門性を提供しているのと同時に、Jacobにとって柔軟性が高く、素早い対応を取る必要もありました。「技術設計と販売条件を最終決定する会議に呼ばれたのが、2016年の新年を迎える数日前だったことを覚えています。次の州まで待つようお願いすることもできましたが、お客様にとってはすべての細部まで完了させることが重要でした。」
–Sanjeewa Jayasundera、John Keells Holdings副社長兼サプライチェーン責任者
新工場が委託されてからちょうど1年が過ぎ、この事業が成功したことが証明されました。「2018年5月23日にオープニングセレモニーが行われました。それ以降、冷凍に問題が発生したことはありません。」Dilanは、冷凍ラインが設置されたとき、GEAはコストを低減させ、サステナビリティを維持するのに重要で効果的な機能を装備させたと説明します。「当社の経営陣もその性能に満足しています。」