コアミルクと乳清粉末の処理にベストを尽くして
高い処理能力で再現性と信頼性の高い処理を実現する COMPACT DRYER は、世界中のお客様から高い評価をいただいています。ですが、GEA だからこそ、それだけにはとどまりません。お客様ごとに取り扱い製品や期待値が異なることを理解しているため、お客様の製品やプロセスのニーズに合わせた主要コンポーネントの調整が可能で、既存のレイアウトやご予算に合わせたセットアップのカスタマイズも承っております。
GEA COMPACT DRYER の概要：
- 1台のシステムに噴霧乾燥と流動床乾燥の技術を統合
- 高密度の凝集体だけでなく、非凝集乳清・粉乳の乾燥にも柔軟に対応可能
- 回転式微粒化とノズルによる微粒化の切り替えも簡単
- 乳製品製造業における厳格な規制に適合したサニタリ仕様の設計
- 1台のシステムで複数の製品を加工できる柔軟性が魅力
- 検査が容易な設計
- 自動定置洗浄機能を標準装備
- 安全性、生産性、効率性をサポートする複数の機能を搭載
- GEAのイノベーションによって省エネと持続可能性をさらに促進可能
- 自動化やデジタルツール、ハンズフリー式製品ハンドリングでプロセスの安定性とオペレーターの安全性を向上させ、プラントのダウンタイムを削減
- GEAの専門知識を駆使してサポート、アップグレード、トラブルシューティングに対応
高密度の微粒子粉末を処理するための技術が満載
GEA COMPACT DRYER にはさまざまなサイズがあります。その名の通り、コンパクトさを誇る当社のシステムは、同容量の他のスプレードライヤーよりも省スペースですが、機能や特徴には一切妥協していません。
動作の仕組み
このシステムには、噴霧乾燥と流動床乾燥機能の双方を搭載。濃縮液がノズルか回転式噴霧器によって噴霧され、乾燥チャンバ上部に供給されます。液滴は乾燥チャンバを通過し、内蔵の流動床で次の段階に向けてさらに乾燥されながら瞬時に蒸発するようになっています。そしてここから粉末が VIBRO-FLUIDIZER® 流動床に排出され、最終乾燥・冷却されるのです。空気排出口は COMPACT DRYER の底部に設けられているため、凝集は最初の流動層でのみ行われ、高密度の凝集体を得ることができます。
アップグレードで最高の性能を維持
当社では、どのコンポーネントや機器であっても、お客様のプラントの耐用年数を通じて最高の性能を発揮することを想定しています。そのため、アップグレードにより、お使いいただいている COMPACT DRYER の効率や生産性を向上させることができる場合は、お客様にお知らせいたします。また、手作業や機器のダウンタイムを削減し、熱と水の再利用に役立つその他のオプションについても、ぜひお気軽にご相談ください。
サニタリ仕様の安全設計
GEA COMPACT DRYER は、安全で衛生的な乳製品加工に適用される最も厳格な規制に準拠したサニタリ仕様の設計になっています。機器の点検とメンテナンスが簡単にできるよう設計されており、機器の安全性と作業上の安全衛生が最優先事項となっているのです。GEA DRIVENT®、COTECTOR®、火災安全システムにより、どのように火災や爆発のリスクを低減し、COMPACT DRYER プラントと従業員の安全性をさらに高めることができるのか、ぜひご自身の目でご確認ください。
すべての COMPACT DRYER プラントには、自動定置洗浄（CIP）機能が標準装備されているので、オペレーターの負担が軽減され、プラント内のその他の重要な作業に集中することができます。徹底的で効率的な CIP は節水にもつながり、廃水負荷を削減できるほか、手作業が減るので、ヒューマンエラーやそれに伴う遅延の可能性も減らすことができるのです。
GEA COMPACT DRYER の効率と工程品質は、オプションの CEE サイクロンテクノロジーによってさらに向上します。また、GEA SANICIP® バッグフィルターと非介入微粒子回復システム（NIFRS）テクノロジーによってさらに製品ロスを削減することができるので、生産性の向上にも役立ちます。
安定性と持続可能性
COMPACT DRYER をその他の GEA のイノベーションと併用すれば、お客様のプロセスにおける持続可能性を大幅に向上させることができます。ソボー（デンマーク）にある当社のセンターオブエクセレンスでは、併用することでプロセスの安定性とエネルギー効率を格段に向上させることのできるデジタル GEA OptiPartner プロセス制御自動化プラットフォーム、熱回収システム、省エネ AddCool® ヒートポンプ技術についてもより詳しくご紹介しています。COMPACT DRYER と併用することにより、二酸化炭素排出量を削減し、将来的な成長と拡張も想定した上で、プラントの能力を最大限に引き出すことができる技術について、ぜひ一度当社のスペシャリストにご相談ください。
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