スクラバー

環状ギャップスクラバー

1950年以来、最も優れた高効率スクラバーとして君臨しています。産業界のさまざまな排ガスの問題に柔軟に対応可能です。

鉄鋼業界において、Bischoff によって発明された環状ギャップスクラバーは、ガス浄化装置として使用されると同時に、プロセス全体の流量/圧力制御ユニットとして使用されています。 

典型的な用途としては、高炉や製鋼プラントが挙げられます。 

特殊機能

  • 軸対称デザイン
  • 必要最低限のスペースがあれば設置可能
  • 流量/圧力制御装置として使用可能
  • 優れた集塵効率を発揮
  • スプレーノズルの目詰まりなし

作動原理

環状ギャップスクラバーの作動原理
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環状ギャップスクラバーは通常2段階構成となっています。まず、ガスがプレスクラバーに流れ込み、低速で通過することにより、効率的に冷却されるとともに粗い粉塵が分離されます。

プレスクラバー内には複数のスプレーノズルが設置されており、ここからガスに連続的に水が噴霧されます。それに伴い、ガスの温度が飽和温度まで急速に下がります。

廃水はスクラバーシェルを流れ落ち、第2スクラビングステージの前に排出されます。RS エレメントとの接続管はプレスクラバー下部に設置されています。 

第2ステージでは、可変環状ギャップが備わった GEA BISCHOFF RS エレメントを介して細塵が除去されます。RS スクラバーの最も重要な部分は円錐形のエレメントで、油圧シリンダーによって軸方向に調整可能となっており、円錐形のシェルとともに環状のギャップを形成しています。RS エレメントの上流に取り付けられた GEA BISCHOFF のスプレーノズルは中央に配置されており、ここからは片側にのみ噴霧が行われます。

このようにスプレーノズルを配置することで、ガス浄化において必要不可欠な環状ギャップ断面への規則的な配水が保証されるのです。

ガスと水が高乱流域を通過するため、強い相互作用が生じ、優れた除塵効率を得ることができます。不純物を含む廃水は底部に排出され、ガスは下流のデミスタに流れ込み、ここで残った液滴のほとんどが分離されます。

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