組み立て済みの多目的低温殺菌装置

酪農用途向けGEA低温殺菌システム

最終製品に応じて牛乳の容量5,000~50,000 l/h、最終製品に応じてクリームの容量2,500~10,000 l/hを誇るカスタムメイドソリューション。

GEAの低温殺菌装置は、世界の牛乳・酪農業界向けコンポーネント、機器、エンドツーエンドのプロセスライン開発における数十年におよぶ当社のノウハウと専門知識に基づいて構築されています。消費者向け牛乳、牛乳ミックスドリンク、クリーム、ヨーグルト、チーズ、サワーミルク製品、アイスクリームミックス、乳清などの用途に適した、サニタリ仕様のユーザーフレンドリーな低温殺菌システムを構成することができます。当社の標準的な組み立て済み低温殺菌装置と多目的のカスタムメイドソリューションには様々なサイズがあり、容量は牛乳用で5,000~50,000 l/h、クリーム用で2,500~10,000 l/h、加熱温度は通常72~85℃、保持時間は最終製品によって異なります。もしお客様のプロセスにて、少し異なる特定の低温殺菌プロファイルが必要になるようでしたら、どうぞお気軽にご連絡ください。お客様のニーズにぴったりのシステムを構成いたします。

熱回収

お客様の正確なプロセスや製品要件に合わせて、低温殺菌システムをカスタマイズすることができます。また、可能な限りお客様のプラントの物理的なレイアウトやセットアップに適合するよう技術設計いたします。省エネの重要性もしっかりと理解しており、当社の低温殺菌ソリューションでは、牛乳とミルクミックス製品では熱回収率>90%、クリームでは熱回収率>85%を目指しています。 

化石燃料ボイラーが不要に

必要となる低温殺菌温度にもよりますが、オプションのGEAヒートポンプユニットを新設するか既存のプラントに取り付けることにより、お使いの化石燃料ボイラーが不要となり、カーボンフットプリントを大幅に改善することも可能です。GEAの専門家がお客様のプラントの加熱・冷凍インフラを確認の上、ヒートポンプ技術を活用して、プラント内の他の場所から廃熱エネルギーを回収・増幅し、低温殺菌装置用に最高95℃まで水を加熱したり、定置洗浄用の温水に利用する方法を検討いたします。当社の全低温殺菌装置に標準装備されている熱回収システムに加え、オプションのヒートポンプを使用すれば、蒸気を発生させることなく、低温殺菌に必要なエネルギーを100%まかなうことができます。 

価値と生産性の最大化

当社は常に、お客様の設備投資から最大限の価値と生産性を引き出すお手伝いをしたいと考えています。様々な乳製品を処理し、異なる製品を1日に何度も切り替えることができる、柔軟性を備えたカスタマイズ可能な低温殺菌装置を構築することもできます。当社の設計は、スタートアップ時や異なる製品のバッチ間における製品のプッシュイン・プッシュアウト時の休止期間とロスを削減し、生産性と歩留まりを向上させ、スループットを最大化します。 

現実的な条件下で試験を実施

新規市場への参画を模索しているかどうか、あるいは単に既存の製品を改良しているかに関わらず、当社ではお客様のプロセスに品質を組み込み、主要なパラメータを調整して、重要な品質特性を必要な目標レベルに引き上げ、新製品を迅速かつ効率的に市場に投入することを支援します。

投資前に現実的な条件下で製品をテストすることにより、当社の技術を使用した低温殺菌プロセスを評価することができます。

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GEAインサイト

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