ガス調整塔(GCT)によるプロセス冷却とゼロリキッドディスチャージ(ZLD)

ガス調整塔(GCT)

Process cooling and Zero Liquid Discharge (ZLD) with Gas Conditioning Towers (GCT)

ガス調整塔(GCT)は産業用電気集塵機/バグフィルター上流のガス冷却において、効果的な温度制御やガス量の削減、水の蒸発による加湿に使用されます。蒸発冷却プロセスで使用される噴霧化技術として、GEA では油圧噴霧装置と二流体噴霧装置の2種類を取り扱っています。GCT のサイズ決定時には、排ガス量や入口・出口温度に加えて、主に到達可能な液滴サイズとそれに伴うエネルギー消費量が重要な要素となります。

特長:

  • 低保守と低い保守コスト
  • 小型設計
  • 浄化機能は特定のデッドタイム経過後にのみ使用可能

作動原理

ガス調整塔の作動原理
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液滴サイズが大きいスピルバックを伴う単一流体の油圧噴霧装置は、省エネではあるもののより大きなケーシングと高純度の冷却水が必要になります。噴射液量は戻りラインの制御バルブで調整され、それによって入口流量のうちの一部がバッファタンクに送り返されます。 

二流体技術を採用した装置でも、圧縮空気や蒸気を利用して、スプレー噴射ノズル/ランスから水が液滴として噴霧されます。このとき水と圧縮空気(二流体)がノズル内で結合し、排ガス流へと排出されます。液滴サイズが小さいほどケーシングも小さくなるほか、廃水さえもゼロリキッドディスチャージ(ZLD)に利用でき、回収した廃熱で効率的に水を蒸発させ、排出水の排出の規制を遵守することができます。

GCT ケーシングの構造設計によって ID ファンの全圧がカバーされており、入口エリアでは偏向板、ガイド板、多孔板によりガスが適切に分配されるようになっています。

また、ハウジングからの粉塵の搬送では、逆転パドルスクリューとモーター駆動の二重振り子フラップにより誤作動の可能性が考慮されています。

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